翻訳と辞書
Words near each other
・ アルゲ・バム
・ アルゲージ
・ アルゲーロ
・ アルコ
・ アルコ (アイダホ州)
・ アルコ (イタリア)
・ アルコ (列車)
・ アルコ (漫画家)
・ アルコ (犬種)
・ アルコ DH643形ディーゼル機関車
アルコ DL-109形ディーゼル機関車
・ アルコ FA
・ アルコ FAシリーズディーゼル機関車
・ アルコ FPA
・ アルコ PAシリーズディーゼル機関車
・ アルコ RS-11形ディーゼル機関車
・ アルコ RS-1形ディーゼル機関車
・ アルコ RS-27形ディーゼル機関車
・ アルコ RS-2形ディーゼル機関車
・ アルコ RS-3形ディーゼル機関車


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アルコ DL-109形ディーゼル機関車 : ウィキペディア日本語版
アルコDL-109型ディーゼル機関車[あるこでぃーえる109がたでぃーぜるきかんしゃ]

アルコDL-109は、1939年12月から1945年4月の間にアルコが製造した、車軸配置A1A-A1A、キャブ・ユニットタイプの車体を持つ旅客用電気式ディーゼル機関車である。アルコが初めて製造したキャブ・ユニットであり、運転台つきのAユニットが74両、運転台のないBユニットが4両製造された。
プロトタイプを含めてアルコは正式な形式名を与えておらず、設計上の名称(スペック・ナンバーと称する)で6タイプ(文献によっては5タイプ)が存在する。その数がカッコ書きとなるのは、外部リンク先の文献や資料に見られるように、設計名称のとらえ方や実状で混乱を来しているためである。本項目では、英語版の分類にならったうえ、それらを補足する。完成形がDL-109と呼ばれるタイプであった。本項目では、ほかの4タイプ(または5タイプ)についても述べる。
== 兄弟形式の概要 ==
AユニットはDL-103bDL-105DL-107DL-109、BユニットはDL-108DL-110である。形式名のDLDiesel Locomotive即ちディーゼル機関車を意味する。それぞれの製造量数は以下のとおりである。
外観は工業デザイナーのオットー・クーラー(Otto Kuhler)の手によるものであり、それぞれ非常によく似た形状を持つ。3分割された正面窓が特徴で、そのデザインはアメリカのパテントD121,219に登録されている。〔パテントの内容 〕全形式ともディーゼルエンジンを2台搭載しており、合計出力は2,000馬力(1,500kW)である。
DL-103bのみ仕様が異なり、エンジンが538T型エンジンで、補機類の駆動にも電気を使用する。また、他形式よりも全長が4フィート5インチ(1.3m)長い。この車両はシカゴ・ロック・アイランド・アンド・パシフィック鉄道(CRI&PR。ロック・アイランド鉄道、RIともいう)の624号となった。他の形式は539T型エンジンを搭載し、補機類の駆動にはベルトドライブも使用する。各形式間同士の差異はごく小さなものであった。
DL-105はやはりRIの622号とガルフ・モバイル・アンド・オハイオ鉄道(GM&O)の270号・271号となった(資料により、RIの622号をDL-107とするものもある一方、GM&Oの270号・271号をDL-107とするものもある)。
その他の鉄道会社は、DL-107と、BユニットとしてDL-108を導入した。
DL-109は、ニューヨーク・ニューヘイブン・アンド・ハートフォード鉄道(NH)が大量に導入した。その経緯は後述する。
第二次世界大戦中、GM&Oとサザン鉄道(SOU)もDL-109を購入し、SOUはDL-110も購入した。Bユニットの設計名称がDL-108からDL-110となった理由は、大きな改良を伴ったからなのか、戦時生産として認可されたためだったのか、あるいはその両方か、不明である。DL-108を認めない資料もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルコDL-109型ディーゼル機関車」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.